カスタムフィールド派の私がブロックエディターとどう向き合ってるか

2025/05/21

ブロックエディターは苦手意識から始まった

WordPressにGutenbergが搭載されたとき、「うわ、見た目が全然変わった…」と戸惑ったのが最初の印象だった。クラシックエディターに慣れていた私にとって、ドラッグ&ドロップで動くUIは“自由すぎて不安”だった。

その頃から私は、カスタムフィールド(ACF)を使って、項目をガチガチに管理するスタイルにハマっていった。テキスト、画像、チェックボックス…それぞれの意味を明確にして、出力も整える。なんとなく「正しい管理」をしている気になれていた。

ACFの安心感と、ブロックエディターの曖昧さ

ACFだと「この項目を入れれば表示される」「入れなければ非表示」というのが明確になる。構造を意識してサイトを組み立てたい私にとって、それはとても心地よかった。

一方で、ブロックエディターは“何でもできてしまう”。その自由度が逆に設計を難しくしてると感じていた。クライアントが自由にレイアウトできるのは便利だけど、崩れやすいし、メンテのときに「この表示どこで編集するんだっけ?」となりがちだった。

じゃあ、今はどうしてるか

今の私は、「誰が更新するか」によって判断を分けている。

  1. 自分しか触らないならブロックエディターでもいい。
  2. クライアントに触ってもらうなら、ACFで制限をかけた方がミスが起きにくい。

つまり、どちらかを否定するんじゃなくて、ケースバイケースで選ぶようにしている。

最後に思うこと

正直、ブロックエディターの進化は目覚ましいし、できることもどんどん増えている。でも私にとっては「構造が読めて、出力もコントロールできる」ACFの方が、まだまだ手放せない。

今後、フルサイト編集の流れがもっと進んだら、また考え方も変わるかもしれないけど、今のところ私は「カスタムフィールド派」として、うまくブロックエディターと距離をとってやっている。