“コーディングできる人”と“現場で通用する人”の違いって?

2025/05/28

「コーディングできるようになったから、案件取れるはず」
学習初期の頃、私もそう思っていた。けど、実際は違った。
今回は、私が実務を通して感じてきた、“コーディングができる人”と“現場で通用する人”の違いについて書いてみようと思う。

コーディングができる=「書ける」だけでは足りない

HTML/CSSは誰でも習得できる時代

今は動画教材やオンラインスクールが充実していて、HTML/CSSは割とスムーズに習得できる。でも、それって「再現する力」にはなるけど、「実務で使える力」とはちょっと違う。

クライアントが求めているのは「完成された成果物」

クライアントは「きれいなHTML」を求めてるんじゃなくて、「ちゃんと動いて、見た目も整っていて、目的を果たすサイト」を求めている。そこには、見えない部分の配慮がたくさん含まれてる。

現場で求められるスキルとは?

納期と段取りの感覚

「いつまでに何を提出するか」を逆算できる力。どこでつまずきそうか、どうやって先に詰めておくか。その感覚がないと、いくらコーディングができても現場での信頼は得にくい。

コミュニケーション力って、思ったより大事

チャットのレスが遅い、伝え方があいまい、仕様を確認せず進めてしまう…。こういう小さな積み重ねが、「あの人には次お願いしにくい」という印象を生む。

自分で調べて、解決できる力

いちいち誰かに聞かなくても、エラーが出たらまずは自分で調べて試す。これができる人は、現場でも「安心して任せられる人」と思われやすい。

「写経」と「応用」のあいだにある壁

最初は写経でもいい。でも、コーディングを「自分の頭で考えて組み立てる」フェーズに進まないと、いつまでも“練習中の人”から抜け出せない。

おわりに

コーディングができるのは、もちろん大前提。
でも、現場で「またお願いしたい」と思われるのは、その先の配慮や行動ができる人だと、私は思っている。