「カスタム投稿タイプって結局なにが便利なの?」と自分に問い直した話
カスタム投稿タイプとの出会い
最初にカスタム投稿タイプという言葉を聞いたとき、「なにそれ?」というのが正直な感想だった。投稿と固定ページの違いさえ曖昧だった当時の私にとって、それはまさに未知の機能だった。
でも実務でテーマを作るようになって、「あれ?これ投稿でやるにはちょっと無理があるな」と思う場面が出てきた。たとえば「お知らせ」と「ブログ」、さらに「スタッフ紹介」まで全部投稿でやろうとすると、管理画面がゴチャつくし、テンプレートの出し分けも面倒になってくる。
そのとき初めて「カスタム投稿タイプって便利かも」と思った。
管理と出力の分離が、こんなに楽だとは
私は整理整頓が得意なタイプではない。でも、カスタム投稿タイプを使うと、投稿の種類ごとに管理画面を分けられるから、情報がスッと頭に入ってくる。
クライアントにとってもそれは同じで、「この情報はどこから編集すればいいんですか?」と聞かれにくくなるのも実感している。
そしてテンプレート側でも、投稿タイプごとにクエリを書けるから、無駄に条件分岐を書きまくらなくて済む。これはコーディング時のストレスがだいぶ減る。
「なくてもできる」は、「あるともっと楽になる」の裏返し
昔は「わざわざカスタム投稿タイプを使わなくても、カテゴリ分けでいけるんじゃ?」と思っていた。たしかに、そういう構成でも動くことは動く。でも、それって「ちょっと使いづらいけどまあ我慢する」みたいな状態だったんだと、今は思う。
カスタム投稿タイプって、導入ハードルはちょっとあるけど、一度覚えてしまえば構造化が圧倒的にしやすくなる。設計の段階で「これは分けておいた方がよさそうだな」と判断できるかどうかが、サイト全体の保守性に効いてくる。
結局のところ、私はどう使ってる?
私はオリジナルテーマを組むとき、「これは繰り返しが出そうだな」「投稿と混ざると違和感あるな」と思ったら、だいたいカスタム投稿タイプを使う。例を挙げるなら、コラム、制作実績、スタッフ紹介、FAQ、教室情報…こういうものは全部分けている。
結果、テンプレート構成がシンプルになり、メンテも楽になる。要は「あとから自分が楽できる仕組み」にしている。