ノーコードもWordPressも、“どちらが正解”ではない

2025/06/02

最近は「ノーコードで全部作れます!」というツールも本当に増えた。STUDIOなんかはその代表例だと思う。
私も使ってみて「これは便利だな」と思うことは多い。
ただ、それでもWordPressを選ぶこともあるし、「どっちが正解か」という問いにはあまり意味がないと感じている。

ノーコードの魅力は「スピード」と「見たまま感」

LPやシンプルなコーポレートサイトには最適

特にSTUDIOは、デザイン→公開までが圧倒的に早い。
コーディングの知識がなくても、見たまま操作で整ったページが作れる。これは、クライアントとの確認や修正も含めて、大きなメリット

でも、万能じゃない

カスタマイズの限界はすぐに来る

少し動的な仕組みが必要になったり、条件分岐やフィルタリングをしたくなると、一気に厳しくなる。
「それ、WordPressなら簡単にできるのにな…」という場面は結構ある。

SEOや更新機能でも差が出る

ノーコードツールの多くは、SEOの細かい設定や運用性(たとえばカテゴリごとの一覧表示など)で制約がある。
その点、WordPressはCMSとしての完成度が高いから、更新が多いサイトには向いている。

「どっちを使うか」は、目的と予算次第

すべてを比較しない。選ぶ基準をはっきりさせる。

  1. スピード重視・デザイン重視 → STUDIO
  2. 拡張性・運用性重視 → WordPress
  3. 両方の要素が必要 → STUDIOで仮組み→WP移行 みたいな分業もアリ

おわりに

私は、ノーコードもWordPressも、それぞれに強みがあると思っている。
重要なのは、「自分が使いたいからこれにする」ではなく、誰のために、どんな目的で作るのかを考えて、最適な方法を選ぶことだと思う。